ハンドメイド作家として活動していくためには、自分の作品をブランドとして育てていくことも重要です。
作家名はもちろん、オリジナルのロゴは作品を印象付ける武器になります。

この記事では、実際にロゴを作るためのフローを載せています。
絵やロゴを作るのは自信がない、そんな人向けに無料でロゴが作れる「ロゴジェネレーター」の紹介と、クラウドソーシングを利用してオリジナルロゴを作る方法も紹介しています。

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オリジナルロゴを作ろうと思ったわけ

覚えてもらいやすくて親しみのあるロゴを作ることで、ハンドメイド作家としての知名度を上げる役に立つのでは?と思ったのがキッカケです。

トンソクデザインは「これまでにない新しいぶたの形をデザインする」というコンセプトが名前の由来です。
ぶたを専門に扱っていることをアピールするためにオリジナルロゴを作ろうと決意しました。

1.ロゴのコンセプトを決める

ロゴを作るにあたってはまずコンセプトが必要です。コンセプトはテーマとも言い換えられます。
テーマが決まってないとロゴを作るときにデザインの方向性が決まらず迷ってしまうので、なんとなくで構わないので実現したいデザインのイメージを思い浮かべます。

頭に浮かんだワードをとりあえず書き出していきました。

  • ぶた
  • かわいい
  • 丸み
  • シンプル
  • 豚足
  • ぶたの手
  • ひづめ
  • 女性にもうける

作家名がトンソクデザインである以上、ぶたに関連したワンポイントをロゴに盛り込みたい。
形はなるべくシンプルに、親しみを持てるように。女性に好感を持ってもらえるように…。

いろいろ思案した結果、コンセプトはぶたの形を取り入れたシンプルなロゴに決めました。
結構あいまいですが(笑)ガチガチに固めすぎると表現の幅が狭まってあとから苦しくなります。
これぐらいがちょうどいいと言い聞かせ次のステップに進みます。

2.ラフスケッチ

コンセプトが決まったら次はラフスケッチをします。
頭の中のモヤモヤしたイメージをいきなりパソコン上でデザインできるような腕はないので、まずは紙に書き出しながら浮かんだイメージを形にしていきます。

落書きレベルのラフで十分だと思います。
とても人様に見せられるような絵じゃないけど、赤丸で囲ったラフの形が気に入ったのでこのフォルムを活かすことにしました。

落書きレベルのロゴのラフ

3.Illustrator(イラストレーター)でトレース

書き出したラフスケッチから候補を決めてパソコンに取り込みます。
スキャナーで取り込んでもいいですが、ほんとにラフのイメージなのでスマホで写真に撮ってパソコンに転送するレベルで問題ないと思います。
パソコンに取り込めたら、ラフイメージをIllustrator(イラストレーター)でトレースします。

Illustrator(イラストレーター)は通称イラレと呼ばれますが、パソコン上でロゴやデザインを作るときのグラフィックソフトです。
フォトショの略称で有名なPhotoshop(フォトショップ)とは姉妹ソフト。Photoshopは写真加工などに向いているため今回はIllustratorでロゴを作ります。

一発でこれだ!というトレースができなくても大丈夫。そんな風にバッチリデザインが決まることはほとんどありません。
スケッチの中からこれはイケるかも?と感じたものはどんどんイラレで形にしてみることをオススメします。パソコン上でいじるうちにまた別のアイディアが浮かぶことも多いです。

ラフをIllustrator(イラストレーター)でトレースする

4.パターン出し

なんとなく自分の中で感触をつかめてきたら、いろんなパターンを作ってみます。
大幅に変更する必要はなくて、今のデザインをちょっと変えたらどうなるかな?そんな感じで微調整してみると、その中からひらめきと新しいデザインが出てきます。

ロゴのパターン
色を反転させたもの、丸みを足したものなど。でもなんかイマイチ物足りない。
トンソクデザインなのに豚足感がないな。ちょっと足を加えてみて・・・。

豚足要素の追加
ん?これだ!
自分の中でイメージが固まりました。

5.フォントの調整

難しいのがフォントの調整。イラストは描ける、デザインはできるという人でもフォントが作れるって人はなかなかいないと思います。
そんなときはネット上にあるフリーフォントや、有料フォントを使っていろいろなフォントを配置してみることが必要です。

ここで注意!
既存のフォントを使うと商標登録ができないケースがあります。
商標とは、簡単に言うと「商品やサービス名の権利を持っているのは誰か」を表すものです。

「スターバックス」というサービス名や人魚のロゴは商標登録されているため、他の人や会社が無断で使用することはできません。
商標登録することで「スターバックス」に関連するサービス名やロゴはスターバックスしか使えない権利を持っています。商標によって商品やサービスのブランドが守られているんですね。

ハンドメイド作家としてのオリジナルロゴを作ったとしても、既存のフォントを利用すると商標登録できないケースがあります。
せっかく自分だけのブランドを作り上げたとしても、商標登録ができないと誰かにブランド名を取られたとしても文句が言えません。
商標登録するにはお金がかかるので、個人で登録するのはなかなか大変です。ですが将来的にブランドとしての成長が見込める段階になって困らないように、ロゴを作るときには商標登録も視野に入れておきましょう。

念のためトンソクデザインのフォントは将来商標登録もできるよう書き起こしました。
丸みを帯びたシルエットと合うフォントにできたと思います。
フォントの調整

有料フォントとして有名な「モリサワフォント」では、モリサワフォントを使用したロゴを商標登録できないことが明記されています。参考までに。

モリサワフォントを使用(改変を含む)して社名、ブランド名、商品名を表すロゴ、マーク等を作成することは問題ありませんが、デザイン、意匠を含めた商標として登録することは出来ません。

引用元:モリサワフォントの商業利用に関して

6.ロゴの最終調整

デザインもフォントも決まったら最終調整をします。

全体的なバランスを見て、パーツの位置や色を見直します。
調整前のロゴを見直したところ、全体的な丸みやバランスは気に入っていたものの、左右対称すぎておもしろみに欠けるかな?と思い急きょ片耳を下げてみました。
ブタの片耳を下げてロゴの調整

自然界にあるものってぴったり左右対称になってることはほぼないと思います。生き物をモチーフにしているのでトンソクデザインのロゴも左右非対称に。
あとは線の色、太さ、バランスを微調整しました。
ロゴの完成
これで完成です。

6つのステップで作るオリジナルロゴデザインの作り方をご紹介しました。ざっくりとした制作過程でしたが、少しでも参考になれば幸いです。

シンプルである以上コンセプトを意識することでロゴも活きてくると思います。
↓【おまけ】ロゴのバリエーション
ロゴのバリエーション

無料でオリジナルロゴを作成できるツール

いきなりオリジナルロゴを作るのは難しい。そもそもロゴを作成するためのソフトを持っていない。
そんな人はウェブ上で無料で簡単にロゴを作成できる「ロゴジェネレーター」を使用してみてはいかがでしょうか。

Squarespace Logo
https://logo.squarespace.com/
Squarespace Logoはロゴ名を入力して、あらかじめ用意された図案を選んで組み合わせれば簡単にロゴが作成できます。作成から完成品のダウンロードまですべて無料。

  • 無料版は小さなクレジットが入るので、本格的に使用する場合は$10の有料版の購入をおすすめします
  • 日本語の入力もできますが、対応フォントが少ないためあまりアレンジは効きません

STORES.JP LOGO MAKER

STORES.JP LOGO MAKER
https://stores.jp/logo
STORES.JP LOGO MAKERはオンラインストアが無料で作れる「STORES.JP」のサービスです。
自分のストアを作ったらオリジナルロゴも欲しくなる。そんなニーズを先読みしてくれてるSTORESさすがです!

  • 作成からダウンロードまですべて無料
  • 豊富な日本語フォントでゴシック体から明朝体まで揃ってる

クラウドソーシングを使ってロゴを作成する

ロゴジェネレーターを使用することで簡単にロゴを作成できますが、決まったフォーマットの枠を超えたアレンジはできません。
オリジナリティを出したいけど自分で作るスキルを持ち合わせていない場合は、クラウドソーシングを使ってロゴの作成を依頼してみてはいかがでしょうか。

クラウドソーシングとは?
クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい人と依頼に応える人をウェブ上でマッチングするサービスです。

ロゴ作成を依頼する場合、自分の希望するテイストや参考になるデザインを提示して提案を待ちます。
集まった提案の中から気に入ったデザインを選び、当選者に報酬を支払います。
クラウドソーシングの仕組み

報酬は案件により異なりますが、ロゴ作成なら2万円程度が目安です。金額が高いと思うか安いと思うかは人それぞれですが、自分の納得できるデザインのロゴが手に入ると考えると決して高すぎる額ではありません。

ロゴジェネレーターではかゆいところに手が届かない、自分だけのオリジナルロゴを手に入れるためにもクラウドソーシングを利用してみてはいかがでしょうか。

実際にクラウドソーシングを使ってロゴデザインを依頼したときのコツをまとめた、「ランサーズで依頼するだけ!オリジナルロゴ作成方法」もぜひご覧ください。

まとめ

オリジナルロゴを作成するための6つのステップをご紹介しました。
最後にロゴデザインの作成フローをまとめます。

  1. ロゴのコンセプトを決める
  2. ラフスケッチ
  3. Illustrator(イラストレーター)でトレース
  4. パターン出し
  5. フォントの調整
  6. 最終調整

いきなり完全オリジナルでロゴを作るのが難しい人は、ロゴジェネレーターを使ってまずは自分のイメージをつかんでみることをオススメします。
ロゴジェネレーターで作成したロゴをもとにクラウドソーシングで依頼を出せば、よりイメージが伝わりやすくなって希望の提案も集まりやすくなります。

ハンドメイド作家としての知名度アップのために、ぜひオリジナルのロゴを作成してみてください。